いつものセットボックス

SOLD OUT

一番人気の三津ロール1本と、エンジェルフードケーキ１個とスパイスカレーが2人前作れるスパイスと、コーヒーか紅茶が二杯飲めるお得なセットです。コーヒーは豆のままか粗挽き細挽き選べます。紅茶は、ブレンド、アールグレイ、アッサム、マローブルーから選べます。
ご指定が無い場合はコーヒーのほそびきを入れさせていただきます。

スパイスカレーって本当に美味しいですよね。半年くらいかな？毎日くらい作ったけど
本当に楽しかった。出来上がったスパイスカレーを食べて美味しいって言うのは実はそれだけでは結構もったいないなと思うんです。自分で作って食べたら。誰かを思い浮かべながら作ったら。美味しいって言ってもらえたら。もうめっちゃ幸せなんです。五感フル動員。スパイスカレーの魅力に引き込まれます。朝。ロールケーキの生地を焼いて誰もがあま〜い香りに包まれた後。突如として僕はニンニクと生姜を引っ張りだします。それはウエディングケーキを作って納品した直後にも行われました 弱火で油を適当に入れ適当に微塵切りにしたニンニクと生姜をフライパンにぶちこむのです。フィナンシェを作るとき焦がしバターを作りますが、ブールノアゼット。その時の上品で優雅な芳香とは違う野生的で食欲と性欲が同時にそそられるようなあの匂いですよ。
香りじゃない。匂い。こっちは今迄0.1グラム単位1秒の世界で祈るように、ありがとうを込めてロールを焼いた後なんだ。やりたいようにやらせてもらうぜ。あ〜たまらない。立ち込めるむせかえような匂い。美味しいケーキ屋さんイメージをぶち壊す壊滅的ないい匂い。たまらない。。いろんな意味でたまらない。。十分に匂いを味わったら微塵切りにした玉ねぎを投入。ちょっと待ってよ。玉ねぎを刻む物語があるやないの。玉ねぎのせいで泣きながら切り刻んでついでに本気で泣いてしまって。楽しいから笑うんじゃなくて笑うから楽しいの逆バージョン。突如お客さんが来た時、違うんです、玉ねぎが目に染みて。ヒック。泣いてなんか無い。ヒック。そんな時もあったじゃない。玉ねぎを刻むって本当に深いよね。玉ねぎは真っ黒になるまで炒める。スパイスカレーは煮込み料理じゃない。炒め料理。イタメシではない。イギリス系のカレーは煮込み料理らしい？そんな事はどうでもいいから飴色と自分の限界を突破して、真夏の太陽の下、元気いっぱいに何年も何年も無邪気に遊んでる少年の笑顔くらい真っ黒に日焼けしたみたいにするのが美味しさの秘訣。多少焦げても気にしない。ここまで来たらほとんど出来たみたいな感覚になる。適当に刻んだトマトを放り込んで水分を飛ばす。ペースト状になったらクミン、コリアンダー、ターメリック、塩を入れる。ここ迄はお約束。弱火で少し炒めながらスパイス達の香りを楽しむ。ここからは自由。感覚の世界。水にするかヨーグルトにするか、生クリーム、牛乳、豆乳、ココナッツミルク。それぞれを無限に自由にあわせたらいい。少し煮るとするなら何にしようか？肉、魚、野菜、無限にある。どう組み合わせようか？ユーキチではケーキに使う生クリームを適当にブレンドして使うことで甘くて深いのにスパイシー。たくさんの笑顔を見る事が出来た。そうそう。

1番大切なのは塩加減なんです。

味見して、足すのは塩だけなんです。ロールを焼くのに似てる。生から、絶妙に焼けてる瞬間。そして、焼き過ぎていく。最高のタイミングをわかりたくてもまだいまだにわかってないんです。スパイスカレーの美味しさを決めるのは塩加減だけなんです。スパイスは風味を変えるけど味へのインパクトは少ない。だから本当に美味しいカレーを出す為には、自身が微妙過ぎる塩加減をわかれるコンディションじゃないといけない。あとほんのほんのひとつまみいれれるかな？結局そんな感性。息苦しくなっちゃうんだな。お客さんに出すからにはですよ。
でも、大好きな人の為に。
あとほんのほんのすこし。
塩加減。
いれ過ぎたら全滅。
ほんのすこし。
決まった時の満足感。
あなたの笑顔。

美味しい

が聞きたくて。

この文章を実際に体験して頂きたいです。
https://note.com/slowagingcafe/n/nb7b8bb27859d
↑作り方はこちらです。